公立高校の今年の入試倍率の特徴
埼玉県の公立高校の志願先変更期間後の最終的な倍率が、今日決定する。
今年の特徴として、複数の不人気校で大きく倍率が低下してことと、商業科の倍率が上昇したことが挙げられる。
ここ数年の急激な生活物価の上昇が保護者の意識に変化をもたらしているのが、商業科への志願者が増えた原因であろう。資格取得と就職に有利なことが、可処分所得の減少に悩む保護者たちの意識に大きな変化をもたらしているのだと考えられる。そうであれば、商業科以外の職業高校、なかでも人気の低い工業科などにも、経営方針をアップ トゥ デイトなものへ転換することで来年からの志願者増大のチャンスがあると考えられよう。(実際、今年倍率が急上昇した浦和商業高校の志願者の一部は、昨日大宮工業高校へ志願先変更したことがデータから読み取れる。
また、子どもを大学へ進学させる場合にも、いわゆるFラン大学へ進学させる価値について疑問をもつ保護者が増えているのかも知れない。不人気高校の倍率がさらに低下したように。そうであるなら、今後いわゆるFラン大学の一部は、18歳人口の減少にともなって本格的な経営危機を迎えることになろう。
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