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2023年10月

2023年10月27日 (金)

塾は得点を取らせることだけを第一目的にすべきではない

 塾に通っている生徒は、もちろん高得点を目指すべきであるが、塾は得点を取らせることだけを第一目的にすべきではない。その理由を少しばかり書いてみよう。

 このことを改めて思い知らされたのは、今年我が上尾市に出来たWゼミについて群馬県館林市の知人から情報得てのことである。Wゼミは館林市にもあり、学校の定期テスト対策と称して、学校の中間・期末試験の過去問を塾生に渡すというのである。これは何らかの法律や社会的なモラルに抵触する可能性がある。
 さらに問題なのは、出題する先生ごとにテストを分類しておいて、それを対象の塾生に渡すというのである。それがテスト勉強への参考になるケースであれば左程問題はないが、過去問とほぼ同一の試験であったり、部分的には全く同じであったりするケースでは事態は一変する。記号選択の問題や4択の問題が出題される場合には、生徒は答えだけを覚えればよいことになる。数学の確率の問題などは、採点者に思考の過程を見られなければ結果のみを、例えば3分の1とか12分の1とか覚えればよいことになり、そのような試験勉強をさせている塾はまともな勉強の場ではなくなる。

 そのような塾に通ってたまたま高得点をとっても、それは近い将来の受験や将来に繋がる勉強ではない。埼玉県の私立高が北辰テストの偏差値で合格の確約を出しているのは周知の事実であるが、最近では通知表の成績で確約を出す学校も出てきた。だから、どのような形でも定期試験で高得点を獲得すれば合格を勝ち得る場合もあるが、高校というのは合格さえすれば良いというものではない。高校に入ってもその学校の授業レベルに対応できる十分な学力がなければ、赤点の連発にも繋がりかねないし、最悪の場合には留年もある。
 大切なのは、目標に到達するために日々努力を積み重ねることであり、塾はその手助けをしてもよいが、間違っても得点をとらせることだけを第一目的にすべきではない。

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2023年10月18日 (水)

この時期は皆勉強している

 中3生たちの中間テストが返されたが、前回の期末試験 (1学期) から大きく成績を向上させた中3生は、当塾にはいなかった。もちろん、一部の科目の得点が大きく伸びた人はいたが、他の教科の成績が下がってしまったりした。
 この時期は皆勉強しているのであり、他の人を上回る努力なしには結果を出すのは運任せになってしまう。とくに、大きな苦手科目を抱えている人は、それへの対処に時間を取られるから、日々たゆまず努力をする以外に状況の打開策はあり得ない。

P.S.
中3生に限れば1名だけ、全般的に大きく点数を伸ばした人がいました。

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2023年10月 4日 (水)

パソコンの電源ユニット

 ここのところ数日、塾生用のパソコンの1台の動作が不安定で、パソコンが頻繁にフリーズしたり、起動時にハードディスクが認識されなかったりした。それなりに長年の経験上、そういう時はパソコンの電源ユニットに問題がある場合がほとんどであり、ハードディスクや基盤の故障ではないということが分かっている。
 案の定、パソコンの電源ユニットを交換したら、動作はきわめて安定した状態になった。交換前の電源ユニットは、いわゆる「動物電源」というもので、ブルマックスとかゴリマックスとかいう名称で販売されていたものであった。それは、すこぶる評判の悪い電源ユニットであった。

 ということで、今回はハードディスクには問題がなく、交換の必要はなかった。もしもハードディスクを交換する必要が生じたら、それが取り合えず動く場合には LINUX というOSのパソコンに装着して、ソフトウェア的に内部のデータをバラバラにしてからそのハードデイスクを不燃ごみの日に出す予定であった。
 ハードデイスクのデータはソフトウェアを使って再製不可能な状態に消去できるものであり、あの小渕議員の事務所がやったようにドリルで物理的にハードデイスクを粉砕する必要はないのである。パソコンの専門業者ならばそんなことは自明のはずであり、業者がドリルでハードデイスクを粉砕したとは考えにくい。

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